• 開催によせて

    世界はどんどん流れていく。流されていく。圧倒的多数が「あれがよい、これがよい」と騒ぎ出す。けれども一ヶ月も経たないうちにそれらは忘れ去られ、いつの間にかその名前を出すことすら恥ずかしいことのようになってしまう。どこかで立ち止まらなきゃならないと思ってはいるけれど、僕らにはそんな時間は許されていない。ただその日を過ごすのに一生懸命で、すぐ目の前を流れている景色 を眺めている内に日々は過ぎて、そしていつの間にか本当に感動したはずのことも、本当に愛したはずのもののことも、手放したくないとギュッとつかんだはずのことも、全部忘れて、他の全てのどうでもいいことと一緒に、全部全部流れて、消えてしまっていることに気付く。手の中にさっきまでしっかりとあったはずのもののことさえ、今では思い出すことが出来ないでいる。だから僕らは今、世界に杭を打ちつけなくちゃいけない。流されゆく人たちが、流されたくない人たちが、つかまることの出来るしっかりとした杭を。出来る限り深く、 深く打ちつける。声の大きい者、力の強い者だけがやたら幅をきかせてて、誰もがそれが当然なんだって思いかけてる。壁を作って他者を遠ざけて、自分のことだけを考えて、それが当然だって思いかけてる。それじゃダメなんだと声をあげる。映画で。世界を駆け巡りながら作った一本の映画で。信じられる仲間の映画と共に。映画を上映した後、アフタートークをやって、その後にフリータイムがあります。全部で3時間くらいのイベントです。映画はもちろん楽しんでいただきますが、その後もたくさん時間を使って、観てくれたみなさんと話したいです。自分はこう考えていますが、みなさんはどうですかって、直接聞いて、 それにまた応えたい。それが次の映画につながっていくのです。観客動員がどうとか興行収益がいくらとか、そんなことはどうでもいいのです。自分たちが思いを込めて作った映画を、ただあなたに観て欲しいだけ。シンプルにそれだけです。


    「世界に杭を打つ!上映会」 主催者 菊沢将憲

     

  • プログラム

    2017年5月21日(日) 12:00~/15:30~/19:00~ (開場は30分前)

    上映作品

     

    清原惟監督作

    『波』新作『音日記』(30分)

     

    今野裕一郎監督新作

    『OVER, UNDER, AROUND & THROUGH (仮)(30分予定)

     

    菊沢将憲監督新作

    『世界と、家族と、あなたと、わたしと。』(54分)

     

     

    特別上映作品

    特別上映作品

     

    12:00の回

    三浦翔監督新作

    『ラジオ・モンタージュ』(30分)


    15:30の回

    林俊作監督作

    『Railment』(9分40秒)


    19:00の回

    大石貴也監督作

    『フィラエの風』(29分)

    アフタートーク

    12:00の回

    清原惟監督

    三浦翔監督

    菊沢将憲


    15:30の回

    今野裕一郎監督

    菊沢将憲


    19:00の回

    大石貴也監督

    『世界と、家族と、あなたと、わたしと。』出演者

    菊沢将憲

     

    ※出演者は変更になる場合があります。

  • チケット

    料金

     

    前売券:2000円

    当日券:2300円

     

    学生前売券:1500円

    学生当日券:1800円

    (当日受付にて要学生証提示)

     

    リピーター割引:1000円

    (受付にて要半券提示)

    予約

    予約フォーム (シバイエンジン)

     

    メールでの予約
    件名を「上映会予約」として
    希望日時・お名前・枚数・ご連絡先をご記入の上

    kikuzawa1974@yahoo.co.jpまでご連絡ください。

     

     

    問い合わせ

     

    メール kikuzawa1974@yahoo.co.jp

    電話 090-9479-5293

     

    イベント詳細はブログ でも紹介しています。

    また、イベントのお手伝いなどしてくださる方も募集しています。

     

  • 監督紹介

    菊沢将憲 MASANORI KIKUZAWA

    『世界と、家族と、あなたと、わたしと。』

    (2017年/54分/カラー)

    北九州市門司出身。高校時代より音楽を始め、1995年より役者・劇作家・演出家として活動。2003年に主演映画「815」 がバンクー バー国際映画祭にて審査員特別賞受賞。2016年7月にアヴィニョン演劇祭で上演されたANGÉLICA LIDDELL演出の舞台「¿ Qué haré yo con esta espada ?」に出演し、活動の場を世界に広げる。また、監督した映画 「おーい、大石」がPFFアワード2016に入 選。映画監督としても注目される。 http://kikuzawa1974.blogspot.jp/

     

    filmography

    『親父と俺、ただ面白く生きる也。』(2008)

    『おーい、大石』(2016)

    『二羽の鳥、徹夜祭。』(2017)

     

    上映会にむけて

    ここに集まった人たちは、映画監督としてはもちろんですが、ともかく一人の人間として、とても魅力的な人たちです。そういう人た ちと出会って、この上映会が生まれたことに本当に感謝しています。映画には、愛すべき、また畏怖すべき強い力があります。その力 を信じ、この上映会を本当に魅力あるものに育てていきます。

    今野裕一郎 YUICHIRO KONNO

    『OVER, UNDER, AROUND & THROUGH (仮)』

    (2017年/カラー/40分)

    演劇作家、映画監督。京都造形芸術大学映像・舞台芸術学科卒業後、2010年にバストリオを旗揚げ。全作品の劇作・演出を担当する。

    カットアップやドキュメンタリー編集技法を用いて音楽的な独自の演劇作品を発表している。映画監督としては、ある夫婦の出産を記録したドキュメンタリー映画『3人、』、長編映画『ハロー、スーパーノヴァ』は池袋シネマロサで劇場公開され、2015年にドイツのフランクフルトで開催された映画祭「ニッポン・コネクション」のコンペ部門に招待される。

     

    filmography
    『生きている』(2010)

    『信じたり、祈ったり』(2011)

    『ハロー、スーパーノヴァ』(2014)

    『3人、』(2014)

     

    作品についてと上映会に向けて

    新作を撮る
    新しいということはどういうことだろう
    いつまでも人は歳をとって新しくなっていく
    いつだって風景は古くて新しい この世界で、日本で、東京で、ある街で生きていく人たちの光と影 それをじっと見つめること

    清原惟  YUI KIYOHARA

    『音日記』Sound Diary (2016年/30分/カラー)

    『波』(2017年/5分/カラー)

    1992年生まれ。東京都出身。武蔵野美術大学映像学科、東京藝術大学大学院映像研究科映画専攻監督領域卒。武蔵野美術大学在学中 に監督した『暁の石』がPFFアワード2014に入選。同卒業制作の『ひとつのバガテル』がPFFアワード2015に2年連続で入選、第16 回TAMA NEW WAVEにノミネートされる。近作に藝大修了制作の『わたしたちの家』がある。

     

    filmography

    『暁の石』(2014)

    『ひとつのバガテル』(2015)

    『しじゅうご円』(2015)

    『音日記』(2016)

    『わたしたちの家』(2017)

     

    作品について

    まだ未定ですが...... ひろい意味での家族というものについても考えてみたいし、自分の家族について見つめてみたいという気持ちもあ ります。久しぶりの個人的な制作なので、どんな風にやってみようかなとわくわくしています。

     

    上映会にむけて

    これは信頼できる仲間たちでつくる映画上映会です。映画は誰かに観てもらわないと映画になりません。 この仲間たちというのは私たちだけではなくて、上映会にきてくれるかもしれない、まだ見ぬあなたにむけての言葉です。

     

    三浦翔 SHO MIURA

    特別上映

    『ラジオ・モンタージュ』Radio Montage

    (2017年/30分/カラー)

    1992年生まれ。兵庫県出身。東京大学大学院修士二年、横浜国立大学教育人間科学部人間文化課程卒業。 映画雑誌『NOBODY 』編 集委員。IndieTokyo。「Back to the CLASSICs」。監督作『人間のために』 が第38回ぴあフィルムフェスティバルに入選、現在「青 山シアター」にて配信中。2016年夏に「無知の教室」というプロジェクトで、全国の「文系学部解体」と呼ばれた騒動で廃止された 学科の大学生に会いに行く 。理論研究と作品制作を往復しながら、芸術と政治を往復する方法を探究している。

     

    filmography

    『ふたつのそと』(2014) 『人間のために』(2016)

     

    上映会にむけて

    今回いっしょに上映させてもらう監督たちは、実は「宇宙人」なのかもしれないと思っています。というのは、いま日本で一番「自由」 な方法で映画を撮っている気がするからです。「こんなことどうやって考えたんだ」と軽快にいろんな枠を飛び超えて、「驚き 」とと もに「自由」をもたらしてくれるからです。もしかしたら、 僕が一番たのしみにしているかもしれません。

     

    大石貴也 TAKUYA OHISHI

    特別上映

    『フィラエの風』

    (2017年/29分/カラー)

    1979年東京生まれ。多摩美術大学映像演劇学科中退。日本を代表する演出家・劇作家、野田秀樹氏に師事。 NODA・MAP『エッグ』 は、パリ国立シャイヨー劇場に正式招待された。マームとジプシー主宰・藤田貴大演出 『A-S』では、1ヶ月京都に滞在し、作品制作 を行った。近年は、主演映画『おーい、大石』がPFF2016に入選、 清原惟監督『わたしたちの家』に出演するなど、映像分野でも活 躍中。『フィラエの風』が初監督作品となる。

     

    filmography

    『フィラエの風』(2017・初監督作品)

     

    上映会にむけて

    世界に杭を打つ。世界のエッジ、入谷から。パリのキャフェーではない。菊沢監督らしい、自由さだ。僕もその辺境の住人の1人であ る。何やら近くでお祭りがあると聞き、菊さんたちと一緒に踊りたいと思った。僕も、この『フィラエの風』をもって、自分の/自分 たちの足で世界を歩き出そう。そして、新しい仲間と出会おう。

     

    林俊作  SHUNSAKU HAYASHI

    特別上映

    『Railment 』

    (2017年/9分40秒/カラー)

    1992年大阪府生まれ。2012年から2015年まで3年間、文化庁新進芸術家海外研修制度の助成を受け、ロン ドン大学ゴールドスミス 美術学部にて現代美術を勉強する。2016年、ドレスデン映画祭 アニメーション部門で金賞受賞。同年、メディア芸術クリエイター育 成支援事業に選考される。レインダンス映画祭やアルスエレクトロニカなど国際映画祭で入選・上映。

     

    filmography

    『Being-ings』 (2017)

    『Railment』 (2017)

    『Remember』 (2015)

    『Transform Fault』 (2015)

     

    上映会にむけて

    数ヶ月部屋にこもってチマチマ作品を作っている間にも部屋の外はグワングワン渦巻きあってて 僕は到底その渦の中には入れないし、入らなくていいやんね、って思ったりする。 渦の中心にいるとあっという間に忘れてしまえるようなことも部屋の壁にはねっちゃりこびりついている。 そういう部屋が無数にあって、たまに同じタイミングで扉が開いて 「あーどうも」みたいなやりとりをしながら、また部屋に戻っていきたい。

     

  • 会場

    SOOO dramatic!

     

    東京都台東区下谷1丁目11−15
    東京メトロ日比谷線「入谷駅」1番・2番出口から徒歩1分

    JR山手線「鶯谷駅」南口から徒歩6分

    「上野駅」入谷口から徒歩12分

    ※入り口は、大通り(昭和通り)の1本裏側です。

    SOOO dramatic! ウェブサイト

  • 予告編

    『世界と、家族と、あなたと、わたしと。』

    菊沢将憲

    『ハロー、スーパーノヴァ』(過去作品)

    今野裕一郎

    『わたしたちの家』(過去作品)

    清原惟

    『人間のために』(過去作品)

    三浦翔

    『Railment 』

    林俊作

    『フィラエの風

    大石貴也

  • メディア掲載

    映像作家6人が世界に杭を打つ!上映会にバストリオ今野裕一郎ら

    マンスリー・ブリコメンド

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